Crap etc

□LIFE CARD.Side.H
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この日はたまたま俺の家で飲もうっちゅーことで、四人連れ添って帰るはずだっ
た。
が、ブレダと曹長は悪天候のためにキャンセル。
唯一OKを出してくれたファルマンと連れ添って、俺の寄宿先へ向かった。


散々の土砂降り。
全身ずぶ濡れだ。
全く迷惑な雨だよ…


「あー…もう、全身ずぶ濡れだ」

「タオルありますか?」

「あ、うん。少し待ってくれ」


風邪を引かすわけにもいかねぇから、室内に上がるとタオルを引っ張り出してく
る。
あと着替え…着替え…


「しょーいー??」

「今行く」


やばい。
着替えがねぇ。
洗濯したんだった。


「ほいよ、タオル」

「ありがとうございます」


上衣を受け取って、そこらへんに投げ置くと、振り返ってファルマンを見る。


「ん――何ですか?」


シャツ透けてる…
肌白い…


「お前、日焼けとかしねぇのな?」

「外の仕事がないんですよ」

「ああ…なるほどね」


眼に毒っちゅーか…なんつーか…
まあ、いいや。
取り敢えず中に上げよう、うん。


「で、取り敢えず脱いどけ。風邪引くぞ下はないが、ワイシャツならある」

「いや、そんな」


いーだろ。
人前で肌晒すことなんてしょっちゅうだろが。
恥ずかしがんなよ、ファルマン。
その後は半ば無理矢理に軍服を引っぱがした。
嫌がってたけど、こいつの抵抗は抵抗の内に入らねぇ。


――――でも、失敗した…
そのまんまにしときゃ良かった。


「あの…」

「何もいうな、分かってる」

「ですが…」


今のファルマンの状態。
俺が貸したデカイワイシャツを羽織って、素足を晒してる。
程よく筋肉がついてて、そのまた白いこと白いこと。
外の仕事では足出さないから、日焼けする方がおかしんだけど。


「…先にシャワー使え」

「いや…家の主を差し置いてそんなことは」

「いーから。そのままでいられたら…目の毒だ」

「は?」


俺が妙な気起こす前に、何とかしなきゃならん!
落ち着け、ジャン。
目の前にいるのは部下だぞ、しかも年上で男!
どーすんのよ、俺!


足組むなよ!
余計に変な気になるだろ!
つーか上までボタン止めてくれぇ!
鎖骨がっ鎖骨がぁぁぁぁ!!
誰が俺に○イフ・カードをくれ!
一線を越えないために!!




続く…のかな?










END
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