揺れ動く境界線


『テンションに流されたくない』


流された末に待っているモノは、何時もの後悔と虚無感だと思うから

だから俺は、可もなく不可もなく、熱くならずクールになり過ぎずニュートラルに行くんだと誓った




『関わるのは線の内側の人だけで十分』

関わると干渉されるから、そんなウザイものは私には要らないんだ

だから、線の内側を乱す奴は許さない








正反対な様でどこか似ている二人、両者の想いが交わる一瞬に何かを見い出す

硝子で胸を覆い、虚ろな瞳が映す先は過去か未来かはたまた現在(いま)なのか―――

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