Short story

□Bleach
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「市丸様、他に席にだすものはありますか?」

「ウルキオラ。お疲れはん。
そやな、こないだウルキオラにお祭りで頼んだ飴でもだしとこか?まだぎょうさんあまってるんや。」


「かしこまりました。おい、スターク、手伝え」


あくまで指令をくだすだけで動かないウルキオラ。


「なんで俺なんだい;」


「お前は良く飲むだろう。」

「へいへいそうですかい。」



「あとは…昨日買った珍味を持っていくか。」


酒が弱いくせに好きなウルキオラは上機嫌で珍味を棚から取り出す。



「カマンベルチーズ…昨日ヤミーと食べてしまった。」


がっくりと肩を落とす。






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「そういやウルキオラって酒弱ぇんじゃねぇのか?」



何杯飲んでも平気な顔をしているスタークとグリムジョーに対して、

3杯目にして顔を真っ赤にさせるウルキオラ。



「…いや、大丈夫だ。」


あきらかに無理をしているウルキオラ



「お前、顔真っ赤だぜ?」



心配そうにウルキオラをみるノイトラ。



「ああ。…あ。」


ガシャー!
ジャー

「!?「うわあおっ!」」


トロッとした表情でウルキオラは持っていたウイスキーを溢してしまう。


「おいおいおいおいっ!!!なにやってんだよウルキオラ!」


「っ…済まない。煙草をとってくれ。」


「ああ?どれだよ?!つかまず拭け!」


テーブルは既に食べ物や灰皿や酒でごった返しになっている。



「あー…もうどれでもいいからくれ。」



頭を押さえ込んでうずくまる

完全にウルキオラは酔っていた。



「全くあいつは…。番組の視聴率はいかがですか。藍染監督」

「順調だよ。ハリベル。」


特製カウンターに座り、ハイボール→ダイキリ→マンハッタンと飛ばす藍染


「まあ、今日は飲もうじゃないか、ハリベル。」

といいつつハリベルに酒を勧める藍染の顔もまた真っ赤に染まっていた。



「飲みすぎないで下さいよ。もう若くないんですから。」


といって微笑む二人の間には妙に甘い空気

「ああ…そうだな…」

といってカウンターに顔を伏せてしまった。


「藍染さん、大丈夫?」


カウンターの向こう側でグラスを拭くザエルアポロとギン。


「…寝たようだ。」


ハリベルは勧められたスミノフをぐっと飲み干し、藍染にかるくタオルをかけてやった



「おおーいハリベル!監督も出来ちまったんかああ?」


向こうから上半身裸のハイテンショングリムジョー。隣でウルキオラがダウンしている。


「ああ。もう寝たようだ。」


「けっ、おい、ノイトラ、スターク、まだ行けるだろ?」


どうやらこの中でお酒が強いのはハリベル、ノイトラ、グリムジョー、スタークの4人くらいで、あとは参加しなかったりダウンしてすやすやと眠っている。

「ハリベル、てめぇ酒強いんだな。」

「私は酔った事が無い。」


「まじかよ…」


恐るべし女帝、ティア・ハリベル。





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