Short story

□Bleach
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日差しが強い8月の下旬


「軋れ…パンテ「カット。」?」

苛つきの目でグリムジョーが睨み付ける先には平然とした顔で本日この台詞だけで4回目のカットをだしたウルキオラ。

「迫力が足りないだろう。グリムジョー。」

といって呆れた顔をするウルキオラ。

それを遠くから藍染がニマニマと見てるのが気持ち悪いことこの上ない。


「んだよ!もういいじゃねぇかよ!」

「駄目だ…それに言うときはもう少し怖い顔をしろ。」

「してるっつの!」

「とにかくもう一回だ。お前のシーンだけでこんなにも時間がかかるとはな、俺のシーンはいつくるんだ。」

そう言って再び合図をだすウルキオラ。

「軋「パンチラとは言うなよ。」……!」
自分から合図をだしたくせに横から口を突っ込むウルキオラ。

「てめぇっ!!何突っ込んでんだ!」

「煩い。もう一度だ。」

「おい何回目だよ…」


あくまで罪悪感はないウルキオラ。
それにぶちギレるグリムジョー。
毎回驚く表情をするのに嫌気がさした黒崎一護。
出番に待ちくたびれるノイトラ、井上織姫、ネリエル。

「明後日の放送でこんな状況では間に合わんぞ。」

ウルキオラが髪をクシャリと掻き揚げ、差し入れの紅茶をすする


「熱っ…よし、行くぞ」


そうしてウルキオラ副監督による厳しい指導は続く。



その必死の場所で笑えるのは藍染とハリベルだけだった。





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