グレ期

□セカンドインパクト
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ベッドを軋ませて自身を三井の鼻先に突き出すと驚愕する顔に笑えた。
そう。コレお前の中に入ったよ。
ひよった隙に嫌がるそこに手を伸ばす。
「あっ―…?!」
「上手に出来たら止めてやる。」
眉間に皺を寄せ、恐る恐る呑み込んでいくのを確認してからこちらも湿らせた指先を忍ばせると、ビクリと身体を震わせて紅潮した顔をさらに色付かせる。長い髪を掻き上げ、その痴態を眺めながら身体がビクつく箇所は避け、じわじわと懐柔する。俺を睨み付けていた目は徐々に弱々しく涙を滲ませていたのに突然キツく吸い上げられ、俺は苦笑して中の感所を責め立てた。
「ンんっ…アッ―――…!」
口を離した瞬間に仰向けに転がし覆い被さる。
「下手クソ。それじゃ終わんねぇよ。」
嘘。これ以上はナカでモタナイ。
足を割ると傷ついたように恥らって悔しがるコイツの一番可愛い顔。
タマんない。
「っ―――――…ッッ!!」
掠れて嬌声とも悲鳴ともつかない声でシーツを掻き毟る。一発でもってかれそうなところを堪えて抽送を開始する。
「あっ…はッ…りゅ、う――…」
混濁する表情に堪らず、シーツに散らばる黒髪を集めて引き寄せた。舌を絡め合わせるとドクリと鼓動が跳ね上がる。
この充足感はなんだ?胸に湧き上がるこの熱の熱さは。まるで渇ききっていたみたいに満たされる。焦燥して渇望する身体は目の前の奴だろう?
堅く閉じられた瞼をキスで抉じ開け、潤んだ瞳を覗き込む。
「――い…た……痛、いっ…」
突拍子もない今更のフェイクに微笑する。
「嘘つけ。」
大きく股を開かせて羞恥心を煽りさらに強く奥へ叩き付けた。
「―…や、アァ―――っっ!!」
激しい締め付けに俺も呻く。
もう、何でもいい…
限界が近い。朧気な瞳で空虚を泳ぐ三井の中心を軽く擦ると呆気なく白濁を放った。引き付けを起こす肉壁の最奥に俺も嬉々として熱を埋め込んだ。



::::::
END


暴走モード。
逃げちゃダメだ!逃げちゃダメだ!
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