企画小説☆

□眠り姫
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「「はぁ〜」」
「!!?」

私の他に声がする方に振り向くと

「シカマル?」
「めんどくせーから抜けてきた」

頭をがりがり掻きながら
いつものめんどくさそうな顔をして
私に近づいてくる

「そうなんだ」
高鳴る胸を抑え平然を装う

「お前もか?」
「うんっ。とばっちりは嫌だもん」

窓に頬杖をつきながら空を見上げる

「くく・・だよな」

横目でちらりと見ると優しく笑っているシカマル

ドキンッ!
一気に顔に熱が籠るのがわかり
私は慌てて前を見る



しばらく教室に帰らず
横にシカマルの呼吸を感じながら
私たちは他愛もない話を少ししてから
そのまま下校した




――――――・・・

文化祭本番前日まで用意や練習の日々で
ほとんどシカマルと一緒に居ることができた

それに時々二人で劇の練習を・・・!

もう、幸せ最高潮っ!!!


スキップをしながら
忘れ物を取りに教室に向かった


少し開いているドアから話し声が・・・
開いている隙間から覗くと

シカマルといのの二人が居た
入れる雰囲気ではなく
しゃがみながら廊下で待っていた


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