企画小説☆
□眠り姫
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ふと耳に入ってきた言葉
「好きだ・・・」
え・・・?
「お前のことが好きなんだ・・」
シカマルの口から出た愛の告白を二度も聞いて
私はその場を後にした
教室から校門をでて少ししてから立ち止まった
目からは止めどなく溢れる涙
シカマルがいのに告白・・
そっか・・・シカマルいのが好きだったのか・・・
ただの幼馴染だと思っていた
でも、シカマルは幼馴染じゃない特別な思いを
・・・持っていたんだね?
複雑な気持ちを抱きながら
文化祭当日・・・―――
私たちのクラスは最後の締めを任された
うまくやらなくちゃという気持ちで
みんなの中でも緊張の空気が流れていた
――――いよいよ私たちの出番・・
衣装を着て最後の台本確認を済ませ私は深呼吸をする
今までシカマルの衣装を見てなくて
パッとみると・・・
とても美しかった
私よりお似合いだな
じーと見ていたら
シカマルと目線が合い
思わず目を逸らす
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