企画小説☆
□眠り姫
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『次は眠り姫です』
放送が流れるとともに
幕は徐々に上がっていき
ついに始まった・・―――――
みんな最初より上手くなっている・・・
順調に進む劇
最後のシーン
「あぁ・・・お姫様・・僕の口付けで・・・」
観客はキスをするのかどうなのかで
期待を込めた目で主役2人を見ている
妙な空気が流れている
私は徐々にシカマルに近づく・・・が、
昨日のことを思い出してしまい
涙が流れシカマルの頬を濡らす
「っ・・!」
私は慌ててバッと片手で顔の半分を隠す
「!?・・・雪空・・?」
シカマルは目を見開き心配な顔をした
私はそのまま頬にキスをして
「好きだよ・・・」
「・・!!!?」
ガバッと音が聞こえるんじゃないかというくらいに
シカマルは起き上がる
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