企画小説☆
□思い出
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皆が別れの挨拶や写真を撮っている中、
2つの影は誰もいない教室にいた
「早かったね」
「あぁ・・・・早かったな」
「色々あったよねッ
私たちが付き合う前の話し何かすごく懐かしい―――――――――・・・
-ドンッ!!
『きゃっ!』
ガシャン!
パラパラ・・
『ッ・・・・・!!!』
手に持っていたビーズの箱が地面に落ち
蜘蛛の子を散らしたように
あたりに散りばめられた
汐織に当たって行った男子は謝りもせず、
そのまま走って行った
(ヤバイッ・・!!次の授業に遅れちゃう!
・・・・・もう・・・
慣れない物をやるとこんなことになるんだから・・・・)
-パキッ
『・・・!?』
ビーズが割れる音がした方に振り返ると、
知らない顔をして踏んでいく人たち
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