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□Gのアイツと千歳
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「ぎぃややぁああぁぁぁあぁぁ！」
『ちょ、千歳どうしたの？？』
「で、出たばい！！！」
『？ 何が？』
「Ｇたい！Ｇ！」
『いや、分かんないから、』
「ＧはＧたい！」
『いや、そんな理解出来ませんからね？』
「ご、」
『ご？』
「ご、」
『ご？』
「ご…やっぱ言えんたい。きっとは呪いの言葉に違いないばい…。」
『いや、一人完結しないでよ。』
「何で分からんと？ゴキブリたい！…ぁ…。」
『…千歳…。』
「えっ、あぁすまんたい。お前さんも苦手と？」
『いや、別に。』
「…((即答))」
『何？千歳ってそんだけでかい身体してゴキブリ怖いの？』
「身体は関係なか！ばってん、お前さんは平気と？」
『うん、むしろ好き』
「え…。」
『ﾌﾞﾁｯって、潰せたら気持ちいいよね！』
「いや、嫌ばい、普通に…」
『そう？』
「うん、」
『ふーん、ぁ、それよりさ、何処に居たの？』
「え、あそこに入って見えんくなったばい。」
『ぁ、そうなの？じゃーアース持ってきて。』
「はい、」
『ん、」
「どうすっと？」
『こうすっと、』
ブシュウゥゥゥゥゥ
「ちょ、何しとっと？」
『噴射！』
「いや、分かっとーよ。そうやなくて、」
『あ、出てきた。』
「ひっ！」
『せーの、』
ﾌﾞﾁｯ
『よっし！出来たよ。』
「ぁ、有賀と…。」
『いいよ、別に。それより早くご飯食べよ。』
「お、俺はいいたい。」
『そ？どしたの？』
「…何でもないばい…。」
⇒
冷蔵庫の下に向かってアースは噴射しないで！お母さん！
そしてそれからご飯ねー。
少しだけ、本当に少しだけゴキブリの気持ちが分かる…(汗、