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□1歩
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次の日の休み時間。
名前はある目的のために、女子バスケ部キャプテンと話をしていた。
「苗字さん、頼みって何?」
『実は…。 私を女子バスケ部のマネージャーにしてほしいの」
「えっっ!?」
そう名前の目的とは女子バスケ部のマネージャーにしてもらうこと。
心底驚いた様子の女バスのキャプテン
それもそのはず、現在名前達3年は受験も控えた大事な時期。
3年はもうすぐ部活は引退をしなければならない。
なのに何故この時期での入部なのだろうか?
そう思われるのがわかっていたのか、疑問を問われる前に名前は口を開いた
『私、前の学校でもバスケをしていて…。
この学校に来てからも、やっぱりサポートでもいいからバスケに関わりたくて…』
「苗字さんってたしか2年の半ばぐらいに転校して来たんだよね? どうしてそのときにバスケ部に入らなかったの?」
『それは…』
新たな疑問を聞かれ口を閉ざす名前。どうしようかと返答に困っていると、予想だにしない人物が名前達に声をかけてきた。
「フッフッフッ…。話は聞かせてもらった!ならば名前。是非ともうちの男バスのマネージャーになれ!! この花島田いつでも歓迎するぞ!!」
どこからか不気味な笑い声と共に現れた花島田。
そのことに少し驚ききつつも花島田の言った言葉の意味を理解すると、すぐさま名前は訂正を入れる
『花ちゃん悪いんだけど、私は女子バスケ部のマネージャーになりたいの』
「女子も男子も大して変わらんではないか!!」
そう言うと、女子と男子とでは何も違いはないことを大声で演説?し始める花島田。
すると、女バスのキャプテンも何故かそれに賛同するかのように名前に声をかける。