本棚2♪(リリカルなのは)
□1st Prologue 〜始まりの時〜
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次元世界……
それは様々な世界を分け隔て存在する宇宙のような場所…
その次元世界の第1管理世界『ミッドチルダ』の傍に浮く巨大な施設……
それが、次元世界の法の守護者…『時空管理局』の本局だ
その時空管理局・本局にある1室で…
−時空管理局・本局 執務官長室
シンゴ「ふぅ……少し休憩するか」
本棚に囲まれた部屋の中央にある机に座っている少年。
そこに…
ピピピッ!!
シンゴ「ん?……どうした?」
局員『ロストロギアの輸送中に事故が発生!第97管理外世界への転移を確認しました!』
これが運命の始まり…
シンゴ「情報は?」
局員『通称『ジュエルシード』』
シンゴ「『ジュエルシード』!?」
局員『は、はい!……どうかなさいましたか?』
シンゴ「…いや、すまない……担当艦は?」
局員『担当艦は『アースラ』となります』
シンゴ「リンディ提督か…」
あそこのスタッフは、他の艦から見ても優秀な人材が揃ってるが…
シンゴ「(ジュエルシードが絡んできたか……)」
シンゴ「分かった、こちらは単独で調査する」
局員『はい!?た、単独ですか!?』
モニターに映っている局員も驚いている。
そりゃそうだ…
管理局のトップが1人で動くって事なんだからな…
シンゴ「報告ご苦労、戻って構わん……それから、俺が出る事は特務事項だから」
局員『か、畏まりました!』
モニターとの通信を閉じ…ある奴に連絡を取る。
???『へーい♪』
シンゴ「言葉遣いはまだ直らんのか…」
???『まぁまぁ♪…んで?』
シンゴ「しばらく留守にするから、代理頼むぞ」
???『了解♪……シンゴ執務官長』
シンゴ「あぁ…」
少年――――シンゴ・E・クレスト
彼を取り巻く物語が…
今、幕を開ける。