☆短編集☆

□ふたりの時間
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両親は毎年、僕らのリクエスト通りのプレゼントをくれる。
例えばそれが入手困難なレア物だったとしても何故だか必ず用意してくれるのだ。
忙しい合間を縫ってのプレゼント探し。
記念日当日に一緒にいることは難しくても余裕ができれば家族の時間を大切にしてくれる。

それだけで愛されてるって実感できるからたとえ誕生日に2人きりだとしても寂しくない。

それにどんなプレゼントよりも、僕にとっては、カガリと双子としてこの世に生んでくれたこと。
それが何より貴い両親からのプレゼントだって思ってるから…。

父さん、母さん、心配しないで。
カガリのことは僕が守るから。


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