☆短編集☆
□ふたりの時間
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僕たちは久しぶりの動物園に行って、いろいろな動物を見て回った。
頭を寄せあって説明を読んだり、そっぽを向いてるクマに話しかけたり…。
楽しいふたりだけの時間はあっという間に終わりを告げた。
「久しぶりだったな〜キラと2人きりで出かけたのって」
「そうだね。いつもはアスランやラクスがいるからね」
「今日は2人とも来れなくて残念だったな」
「うん、でも夜に誕生日パーティーしてくれるって張り切ってたよ」
「そっか!楽しみだな〜♪」
そんな話をしながらの帰りの電車の中、いつの間にか僕の肩に頭を預けて眠るカガリにこちらからも寄り添うように身体を寄せて起こしてしまわないようにそっとカガリの手を握りしめた。
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