☆短編集☆
□winter solstice
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「とにかく、俺のいないところで他の男とふたりきりになるな。わかったな?」
「………」
「カガリ?」
急に黙り込んで俯いたカガリが心配になって名前を呼んだ。
だが、なかなか返事を返してくれないカガリから出てきた言葉は俺を歓喜に包んでくれる言葉だった。
「アスランだって…」
「え?」
「アスランだって、いっつも女の子達に囲まれてるじゃないか!どうして私ばっかり怒られないといけないんだよ!」
それって、嫉妬してくれてるって自惚れてもいいのかな?
思わずニヤリと口元が上がってしまいそうになるのを我慢して、平静を装ってカガリに言った。
「俺はまったく相手にしてないからいいんだよ」
「…納得できない」
ぷうっとふてくされたままのカガリが可愛すぎて、俺はカガリに後ろから抱きついた。
「ちょっ…アスラン!離せよっ、私はまだ食事中なんだそっ!」
「もうほとんど終わりだろ?…つぎはカガリを堪能させて?」
「……///」
俺はカガリの肩に顎を乗せ、カガリの感じやすい耳元に甘い声で囁いた。
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