***sTorY***

□熱視線
3ページ/6ページ


「さすがにこれで勘弁してやってくれませんか?」

頭を下げながら、土方さんが懇願するが
なんでもすると言ったのは沖田くんだの一点張り。


このままでは、俺ばかりでなく
土方さんにまで迷惑がかかってしまう。
そうおもい覚悟を決め、トランクスに手をかけると
バタバタと騒がしい足音が聞こえ
外から声がかかる


「お取り込み中申し訳ありません。
至急連絡が取りたいとのお申し出がありまして…
お電話をお持ち致しました。」

「ちっ。」

要人は不機嫌を隠そうともせずに舌打ちすると

「よこせ」

と、言った。

「失礼致します。」

開く扉。
外の人から俺が見られないよう
とっさに庇う為、土方さんに後ろから抱き寄せられる

「あっ…」

土方さんの回した腕が乳首にあたり思わず声が漏れる

「わりぃ。痛かったか?」

「いや…大丈夫でさァ…」

緩む腕に思わずすがりそうになる
もっと…と。
自分の考えに頭をぶるぶるっと振るわせると

「寒いか?」

そう聞くと今度はギュッと抱き閉められる。

「んんっ」

「わりぃ!やっぱ痛かったか?」

「いや…このままで。大丈夫でさァ。」

「そうか。」

耳元に吐息を感じ
ゾクゾクする。
土方さんの温もりに体の疼きは止まらない。

そんな俺達のやり取りをよそに
後ろでは切羽詰まった声があがる。
余程、大事な連絡だったのだろう
要人が慌てているようだ。
ひとしきり電話の終わった要人が、口早にこう告げる。

「急用が出来たのでこれで失礼するよ!」

言い終わるか終わらないかぐらいで
扉の閉まる音がした。
要人は出て行ってしまったようだ。

体中の力が抜け、深いため息が出る。

「よかったな。いっちまったみたいだ」

腕を離しながら安心したように土方さんが呟く。

「そうみたいですねィ…」

恐る恐る振り向き、土方さんを見る。

「総悟…んな泣きそうな顔すんな。良く頑張ったな。」

体の疼きを止められない、潤んだ目を土方さんは
悔しくて泣きそうだと思ったのか
そのまま俺をふわりと抱きしめる。

「ぁっ…!」

土方さんの太ももが下半身にあたり
俺は思わず甘い声を漏らす
太ももに違和感を感じたのか
怪訝な表情を浮かべ、ぐいぐいと押し付けてくる。

「ゃっ…んんっ…」


「…総…悟?
お前、もしかして…
本当に見られて感じてたのか?」

驚きに溢れた顔で見つめられ
何も言えずに俯く。

刺激される下半身に腰が動いてしまう。

「総悟…なんつーやらしい動きしてんだよ。
…そうだ、アイツのことだからもしかしたら」

そう呟くと
隣の部屋に続く扉を開ける。

「やっぱり」

そう言った土方さんを見ると
奥には一組の布団が敷かれていた。
要人は最初から俺をヤルつもりでいたらしい。
頭が真っ白になっていると
突然 腕を引っ張られる


「来いよ。」


わけがわからないまま隣の部屋まで引っ張られ
ドサリ。
と布団に倒される。

「疼くんだろ?俺が治めてやるよ。」

あっという間に組み敷かれ
トランクスに手をかけられる

「やっ!」

反射的に手を抑えるが


「見られるの、 好き なんだろ?」

そう囁かれ、力が抜ける。

「素直じゃん」

ニヤリと笑われ
トランクスを下げられるが
硬く尖ったモノにひっかかり中々下がらない。

「お前…こんなに硬くしてたのかよ。
エロいんだな。」

違う!そう否定したかったが
トランクスが先っぽに擦れてジンジンする。

「んっ…ふっ…はっ」

「よいしょっと。」

掛け声と共に、ぶるんっと飛び出す。

「うわー。これぬるぬるじゃん。
そんなに興奮してたのか?」

そういわれ、まじまじと見られる。

「見ないで…下せィ…」

「いーじゃん。見られて興奮すんなら
ほら…もっと足広げろよ…」

ぐい。と両足を広げられる

「ダメ…恥ずかし…」

抵抗するが土方さんの力には敵わず

「恥ずかしいのが、いんだろぉ?」

と、さらにじっくりと見つめられる。
熱い視線に疼きは増すばかりで
腰が自然と浮いてしまう

「おま…ほんといやらしいのな…」

笑いながら土方さんの顔が下半身にさらに近寄る。
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ