***sTorY***

□熱視線
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「いー具合にヒクヒクしてんな。ココ」

ケツに指を添えられる。
ふわりと触りかすめるように動かす。

「んっ…」

初めての感覚に背中がゾワリとする。

「ココも期待してます
って感じだ な!」

ケツに異物感を感じ眉をしかめる

「ぃたっ…んっ…んんっ…」

「大丈夫。
すぐに良くなるから
力むといてぇぞ、力抜け。」

チュッと耳にキスをされ、力が抜ける
そのすきに指が深く侵入してくる

「ゃっ!アッ!」

思わず漏れる甘い声に自分でビックリする
まさかケツで感じるなんて…
でも…気持ちいい…
もっと…してほしい…

「気持ちいいか?
そんなに腰、動かして…
もっと良くしてやるよ。ほら」

体に電気が走る

「アッ!そこっ…なにっ…ゃっ!アッ!んっ!」

あまりの快楽に腰がガクガクと振るえる。

「うわっ…どろどろ溢れてくんな。
そんなに気持ちいいのかよ
お前…初めてだよな?のわりに、エロすぎ
も、たまんねぇわ。」

少し切羽詰まった様子の口調に顔を見上げると

「その顔も、エロいな。
入れるぞ」

そう言う土方さんの顔もかなりエロいと思ったが
言ったところで取り合ってくれなさそうなので黙っていた。

「なるべく優しくするから
痛かったら言えよ。」

腰を持つ手にグッと力がはいり
ゆっくりと土方さんの硬くそそり立つモノが侵入してくる

「いたっ…んっ!」

気遣うように、少しずつ出し入れを繰り返し
徐々に奥まで押し入れられる

「んっ…ふっ…んん…」

俺の吐息が甘美なものに変わっても
じっくりと擦りあげるような挿入は変わらず
じれったくなる

「はっ…はぁ…んん…アッ!」

もっと…
もっと激しくしてほしい
奥が疼いてしかたない

「どした?自分から腰振って」

意地悪そうな声で聞かれ思わず否定する

「腰…なんか…振って…な…アッ!んっ…んん」

否定はするが腰は止まらない
けれど疼きは取れず余計にもどかしくなる

「ひじ…かたさぁ…
お願い…もっと…奥まで下せぃ…
奥が疼いて…仕方ないん…でさァ…アッ!ぁぁんっ!」

「ふっ、ちゃんと言えるじゃねぇか。
ほらよっ!」

満足げに言うと、腰を激しく打ち付けてくる

「アッ!アアッ!んっんっ!!アッ!はぁっ!んんっ」

焦らされていた分、快楽は激しく襲い掛かる
頭が真っ白になりそう

「総…悟…んな締め付けんなって
俺もそろそろ…限界」

切なげな表情を浮かべ
容赦なく内側を擦りあげる

「アッ!アッ!ひじっかたっさぁ…!激し…すぎゅ…んんっ!
イッ…く…も、ダメ…んっふっ…
アッ!くぅ…イッちゃう!んん!」

「俺も…イクッ…総悟…クッ…うっ!」


二人同時に果てた。

布団に寝転び
天井を見上げる
視界には土方さんの吸っている
タバコの煙がたゆたう…

「まさか、総悟にあんな性癖があったとはなぁ…」

「しみじみ言わないで下せィ!」

「まぁ…そんな総悟を見て発情しちまったんだから
人の事ァ言えねーか」

自嘲気味に笑う土方さんが続けた。

「また疼いて仕方ない時は
俺が治めてやるぜ?」

カッとなる頬と動揺を隠しながら

「うるせぇ。しね!土方コノヤロー!」

そう叫びながら一発くれてやる。
ミゾオチにクリティカルヒットしたのか
土方さんはぐぉっと変な声をあげて悶えている。
ははっいいざまだ!
しかし
仕事の失敗がこんな事になろーとは
当分はあまり無茶はしないでおこうと
心に誓う俺なのであった。




END**
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