***sTorY***

□復讐
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俺は土方さんの硬くそそり立つモノをケツに宛がうと
ゆっくりと腰を沈める


「んっ…んんん…」


痛ェ…
いつもは土方さんに解されて入れられているからか
ケツにピリピリと熱い痛みが走る


「くっ…ん…総悟…はっ…」

切なげな表情に吐息が漏れる

「はぁぁ…
ほら、入りましたぜィ…」

「ん…
痛くねぇか?無理すんなよ?」

優しい言葉を掛けられ
なんだかムッとなる
まだまだ余裕ってか?

「大丈夫…でさァ。動きますよ。…んっ」

ケツの痛みに耐え、腰を上下する

「ぁっ…くっ…んっ…」

「へへっ、土方さん…声漏れてますよ。」

いつもより漏れる声に気を良くして
少し早く腰を上下する
ケツの痛みは和らぎ
快楽が駆け巡り甘い痺れが体を襲う


「あっ…んん…んっ…」

「総悟も…声、漏れてるぜ…」

「くっ////」

意地悪な声で指摘され顔が熱くなる

「気持ち…良いんだから
仕方ねぇでしょ…」

「そうか、ならもっと気持ち良くしてやるよ」

へ?
それは俺の台詞で…

「ひゃっ!あっ…ぁあっ…ひじかたさっ…んんっ…」

下から激しく突き上げられる

「ゃっ…ダメ…ずるぃっ…
ぁっ…俺が…気持ちよ…く
するっんで…さァッ…んんっんっ」

「いーじゃん、気持ちよけりゃ。
それに、俺もすんげぇ気持ち良いから…さっ」

ずんずんと下から突き上げられ
深いところを擦りあげられる

「んっ…ああっ、あっ…はぁ…」

あまりの快楽に足が震え、耐え切れずに
くたり。と土方さんの胸に倒れ込む。


暖かくて広い胸
激しく音を立てる心臓に頬が緩む


それなのに
なぜか
淋しい…
背中が淋しい…


いつもは土方さんに組み敷かれ布団に背を当てるか
後ろから抱きしめられ背中で温もりを感じている


なのに今は背中に何もない。


そんな事が無性に不安になる…
繋がっているはずなのに
温もりが足りない…

ふと視界が歪み、自分が涙を流している事に気付く…

「総悟?どぉした?」

怪訝な声をあげ俺の顔を伺う

無言で縛り付けていた紐をシュルリと解く

両手首をこきこきと動かすとギュッと抱きしめてくれる

「土方…さん?」

「いやー。背中でも淋しかったのかなぁーって
なんとなく、だな。」

なんとなくで核心を突かれドキリとする

「なっに言ってるんでィ!んなわけ…」

ぎゅぅぅっと抱きしめられ言葉を失う

「っ////
痛ぇよ土方コノヤロー!」

「るせっ!無茶せずに、俺に抱かれてりゃいいんだ、よ!」

言い切ると同時にまた激しく突き上げられる

「あっ!ああっ…んっんんっ…」

頭の奥が痺れ何も考えられなくなる

「ひじっかたさ…ぁっ…ふっ…
気持ち良い…んっ!んぅ!」

「俺も…たまんねぇ…くっ…総悟っ…ぁっ。」

「ひじかたさぁ…イッ…イクッ…あっ!あああっ
イッちゃう…ああっ!くっ!!」

「総悟…イク…ぞ…うっ…くぅっ!」

ぎゅぅぅっと抱きしめられ背中にも温もりを感じたまま二人同時に果てた


「うう…ケツ痛ェ…」

「バカが。無理するからだろ。
まぁ、初めて総悟がフェラしてくれたし
たまにはこーゆーのも悪かねぇか。」

ニヤニヤと笑いながら俺を抱きしめる

「調子のんな!土方コノヤロー!」

腹をボカボカと叩く

「ってぇな!じっとしてろ!!」

そんなやり取りを繰り返しながら
ふと考える

いつも俺を抱きしめてくれるが
土方さんは背中…淋しくねぇのかな…
これからは俺も出来るだけ抱きしめるようにしてみるか
そう思い
ギュッと抱きしめる
土方さんも強く抱きしめてくる

復讐は見事、失敗してしまったが
やっぱり俺ァ、この温もりが好きみてぇだ。




END**
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