梔子隊
□第十話
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赤也の目が覚めてから数日後、立海レギュラー陣は空座高校へと交流試合をしに来ていた。
丸井もやる事が一段落した様で参加している。
「今日のオーダーはD2真田と赤也。D1ジャッカルと柳生。S3ブン太。S2柳。S1仁王」
「俺の出番は無しか」
「俺にも回って来ない確率、86%」
それとなく仁王に引っ張って貰い、ベンチに腰掛ける。
その頃、とある教室では―――
「久しぶりだな!」
一人の少女が窓に仁王立ちしている。
「お、お前は………!」
このクラスに在籍する一人の少年が、その少女に目を向けると驚きの声を上げる。
「ルキア…………」
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