戯言な戯れ事

□咎人の咎
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合宿最終日――――


お昼を食べたら関東に戻らなければならないため、片付けをすることも考えて練習は軽く打ち合う程度で済ませる。


「あー、淳に早く会いたいな」
「ん? 今帰って来てるのか?」
「ううん、ゲリラ的に会いに行く。むしろ来い」
「亮らしいのね」


お昼を食べ終え、閉会式をするためにホールへと集まった。


「全員揃ったな? 今から閉会式を始める。榊監督、お願いします」


跡部が仕切ながら閉会式は進んでいった。


「以上をもっ「跡部危ない!」何!?」


式を終わらせようとしたその時、跡部に向かって何かが飛んで来た。
それを泥睡が小刀で弾き飛ばす。


「敵襲か、狙ってたな」
「みたいだね。殺気も漏れてたし」


それと同時に大勢の人間が入り込んできた。
岶識と弔狙がテニスバッグから複数のナイフを取り出し、投げつける。
すると、すべて敵の額に突き刺さった。


「まったく。帰り位大人しくしときんしゃいな」


誰も違和感を持てる事なく、荷物と一緒に置いていた白銀のデスサイズを手に取る。


「同感です。とりあえずは零崎を始めさせていただきますか」


変わった形状の日本刀を鞄から取り出し構える。


「クスクス。だから早く淳と会いたかったのに。一人で遊ぶと淳の奴拗ねるんだよな」


額に刺さったナイフを引き抜きながら呟く。


「命令だ。テニス部員を全員護れ」
「御意」


泥睡が敵を倒しにかかると跡部は指示を出す。


「お前ら! 一か所に固まれ! そして目と耳を塞ぐんだ!!」


こんな会話をしながらもドンドンと敵は倒れてゆく。






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