IFの世界 〜梔子隊編〜

□第一話
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財前が仕事でとある町に出かけていた時、それは現れた。


「なんや? これ」


常人には見えない、歪みの様なものを見つけて興味深そうに近づく。
そして、技術開発局の一人に連絡を取ろうと伝令信機を取りだした。


「んー、リョーマでええか」


ぷるるるるるる………


「ん?」


何か光ったかと思い、歪みを直視した。
するとその光は財前を包み込み、伝令信機だけを残して光と共に姿を消した。


『もしもし。光、どうしたの?』


相手の声が虚しく空に響く
電話の相手が姿を消したのも知らずに










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