中野腐男女学園物語

□その一
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中野坂上を左に曲がった所にある学校『中野学園』。
どこにでもあるその学校は、どこにでもある普通の私立だが、唯一普通じゃない部活動が存在している事が有名な様で、意外と知られていない。
そんな部活にイタリアから一通の手紙が届いた。


「うっわ、ボンゴレからかよ」
「そんな事言わないの、コジ君」


その手紙を見て嫌そうに言ったコジこと、赤園虎次郎とそれを宥める桃こと、武器屋桃太郎


「ふう、いい汗かきましたね」
「そう? まりるちゃんがいないから大した事してないけど」
「なんか、混ざって悪かったな」
「そんな事ありません! むしろ、いつもと違う事が出来て楽しかったですよ」


ロードワークから帰って来たせぐうぇいこと瀬口かな、きょもこと京本有加、浦こと青明寺浦正


「………なんや部長、緊急召集って」


一番最後にやって来た蓮こと流原蓮次


「仕事依頼だよ。それも久しぶりな『裏』の方の」


桃とコジが見ていた手紙を取り上げた、部長・紫集院曜介


「誰から?」
「ボンゴレからだと。デカイ所は潰すとなったら大変だから嫌いだぜ」


彼等を含めた計14人が中野学園を普通から遠ざけてる存在、通称『中野学園お助け部』。
そして、アイドル『腐男塾』『中野腐女シスターズ』であり、完全中立マフィア『ロットファミリー』である。





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