中野腐男女学園物語
□その四
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いつの間にか、プロレスオタとボクシング馬鹿が仲良くなっていた頃
「せぐーが]世と霧の女の子の前で幻覚使ったんだって」
「光黄と蓮次、それから浦正からも無事交流が取れたって報告が入ってたよ」
お助け部の部室で、残りのメンバーが会議を開いていた。
「おし。じゃあ俺達も敵対勢力として接触するか」
「メンバーは?」
「そうだな………せぐうぇい含めて全11人。総出で行く」
「え、って事は浦正君達は向こうに付くの?」
現在日本にいるロットファミリーの主戦力はお助け部に所属している全14人だけ。
そしてそのうち潜入任務の為、四人が並盛にいる。
「ああ」
「蓮次君とやり合えるの浦正君だけなのに。やりずらい……」
面倒くさそうにまりるが愚痴る。
「詳細は………きゃんちゃん、付き合ってくれるか?」
「いいよ」
「じゃあ僕とよきゅは場所の確保をしとくよ」
「なら私たちも協力するぜ」
相変わらず男口調なうらぁの発言に皆は頷く。
「ありがとう。助かるわ」
「はい」
「はい、きょも」
「銀次とおいたんは武器に入りますか?」
「入ります」
銀次とおいたんは、それぞれきょもと狂平のペット兼匣兵器の名前だ。
「腐玉は?」
「今の所無し、かな。他に質問は? 無いみたいだな………おしっ、解散!」
質問が無いのを確認して、会議は終了した。
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