中野腐男女学園物語
□その十
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「そろそろだな。よし、一旦集合」
時間になり、ステージの上では彼らのボスでもあるはなわが前説として歌っている。
それを舞台袖で聞きながら、彼らは手を重ねた。
「皆いいな?」
部長の言葉に皆は頷く。
「油断せず行くぞ! 清く、正しく、腐男子らしく。腐男塾」
『いっきまーす』
ステージに声が届かぬ様に小声で気合いを入れる。
しばらくすると、はなわが一度引っ込み、入場の音楽が流れ出した。
「うしっ」
各々の腐器を片手に、メンバーはステージと言う名の戦場に姿を現した。
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