IFの世界のIFの話
□侑士誕生日記念
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「ねえねえ、侑兄ってさ死神嫌いだったって本当?」
ある日の隊舎でリョーマが侑士に尋ねた。
「ちょ、リョーマ!!」
一緒にいた南次郎は、思わず制止をかける。
「南次郎さん、気にせんでええで。もう何百年も前の話やし」
「そうか? ならいいんだけどよ」
「そういえば、そんな時代もあったね」
「何度勧誘しても断られたりしましたしね」
お茶を啜っていた太一と周介も話に便乗した。
そこにおやつを持ってきた双子も混ざりだす。
「俺達もその話聞きたいな」
「二人ぐらい増えてもいいよね」
苦笑を浮かべながらも「ええよ」と二人を座らせた。
「さて、どっから話したもんやろ。せやな―――
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