梔子隊
□第十話
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ルキア達がコートに到着するとシングルスの試合が始まっていた。
試合を終えたばかりの柳生がコートの外に目をやると、一護の姿を見つける。
「一護君! お久しぶりです」
「久しぶり、比呂士。さっき雅治さんにも会ったぜ」
テニスの試合を夢中で見ているルキアをほっといて、フェンス越しに会話をしていると、ベンチに見覚えのある姿を見つけた。
「精市!?」
「幸村君とお知り合いなのですか?」
「えっと、あの……その……まぁ」
あの世で会ったとは言えない為、口ごもってしまう。
「「「!?」」」
三人が揃って空を見上げる。
見上げた先には空にヒビが入っていた。
そして、そこから大虚が群れではい出てきた。
「行くぞ! ルキア!」
「ああ!」
そこに仁王が走って戻ってきた。
「柳生!」
「月は導き 導かれ 噛み付け 神付け―――」
柳生と仁王が詩歌を紡ぎ、結界を張る。
死神化したルキアと一護が大虚へと向かう。
試合中の丸井と霊圧でアイコンタクトをとり、二人も死神化する。
丸井だけは仮面を付けた状態で死神になった。
「仁王、柳生。赤也と俺のフォローを」
「「了解」」
霊圧だけを頼りに鬼道を放つ
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