中野腐男女学園物語

□その一
2ページ/4ページ

「内容は何ですか?」


久しぶりの依頼に胸を踊らせるせぐうぇいを宥めながら、曜介は続けた。


「簡単に言うと、『継承が済んでから早数年。10代目ファミリーを試して欲しい』そうだ」
「ボンゴレと縁があるとは言え、相変わらずな人ね」
「試すってどうするの?」


きょもの発言に少し考えるそぶりを見せてから、答える。


「せぐうぇいと光黄を転入させる。それから、浦正と蓮次も」
「はあ? 何で俺達も行かなアカンねん」


予想外だったらしく、嫌そうに顔をしかめる蓮次。


「戦闘狂・雲雀恭也と素手で渡り合える蓮次と、ボクシングに対応出来る格闘技専門な浦正がちょうどいいと判断した」
「だったら浦ちゃんでもいくないか?」
「それだと笹川良平がコンタクトを取ろうとしない可能性がある」
「そーいう意味ならしゃーないか」


部長の言い分に納得を見せて、二人は大人しくなった。


「他に質問は?」
「残ったメンバーはどうすれば?」
「それは追い追い。他は無いな? ならこの話はおしまい」
「ならモンハンやろうぜ。今日はユニクロ装備なんだ」


真面目な雰囲気から一転して、いつものようにゲームを始める。
特になにもない時はゲーム等をして過ごしているお助け部であった。


「明日は人生ゲームやろうぜ」
「えー、ラグナロクがいい」
「部室にパソコンねーだろ」




.
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ