中野腐男女学園物語
□その五
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ボンゴレサイドが困惑していると、聞き慣れた声が近付いてきた。
「ここだよ」
「あれ? ツナ君? ツナ君もクロームちゃんとかなちゃんの練習見に来たの?」
「え、京子ちゃん?!」
「ハルもいますよ!」
「ハルまで!?」
ツナから見たら、一連の出来事を知らない筈のせぐうぇいが、仲間であり、友である非戦闘員の二人を連れて来た事が不可思議であった。
「リーダー、遅くなりました」
「早く入って。霧戦が始められないわ」
「はーい。じゃ、また後でね」
「うん」
「クロームちゃんもファイトです!」
「…………ありがと」
普通にクロームと対峙するせぐうぇい。
女性陣も邪魔にならないよう、ツナの側に移動した。
「なんで、瀬口が敵なのな?」
「そんな………。瀬口さんが…………」
「第一試合、開始!」
ボンゴレサイドが動揺している中、高らかに試合開始を告げた。
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