短編小説

□鬼道…だと?
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里「鬼道さーん!」
鬼「ん?どうした?」
里「ちょっと時間いい?」
鬼「まぁ大丈夫だが…」
里「あのね、修ちゃんのことなんだけど…」
鬼「…もしかして、誕生日か?」
里「え…なんでわかるの!?」
鬼「ふっ…わかりやすいからな」


修「あいつら…何話してるんだ…?」
前「なになにー?嫉妬ー?ニヨニヨ」
修「なんだ前田か…はぁ…」
前「相手…鬼道さん…?」


鬼「──はどうだ?」
里「あ、いいかも!帰りに買ってこなきゃ!」
鬼「よかったな」
里「うん!鬼道さんありがと!じゃー部室掃除してくるね!」
鬼「ああ。…なんだか視線を感じたのは気のせいか…?」


さてと…
掃除しないとね!
タオル洗ってー
ゴミ拾ってー…
うわぁ…この部室
やりだしたらキリないな


修「里佳」
里「あ、修ちゃん」
修「そろそろ帰らないと暗くなるぞ。送るから…」
里「ごめんね、今日ちょっと寄りたいとこあるから、修ちゃん先に帰ってて!」
修「なら一緒にいこう。一人じゃ心配だ」
里「いやーそのー…かなり大事な買い物だから、一人でゆっくり見たいんだ。…ダメ?」
修「(くっ…か、かわいい…)わかった…だが、何かあればすぐに連絡してくれ。いいな?」
里「うん!ありがと!じゃあいってくるね!」
修「ああ。気をつけてな(心配だな…内緒でついていくか)」


確かここの店に
材料あったよねー
早く帰って
作らなきゃなぁ…
明日までに完成させて
間に合わせなきゃ!


えっと確かこのへんに…
あ、あった!
修ちゃんは赤色かなぁ
ユニフォームの色だし
黄と青も使おうかな?


里「これください!」
「3点で500円です。彼氏さんに作ってあげるんですか?」
里「は、はい…//」
「ふふ、初々しいですね。がんばってくださいね」
里「ありがとうございますっ」


修「里佳…何を買ってるんだ?俺がいたらだめなものってなんだろうか…っと、出てくるな。…えらくうれしそうな顔で笑ってるな。まあ楽しかったならいいか。」


ふふふっ!
早く帰らなきゃ!
楽しみだなぁー
がんばるぞー!


修「えらく急いでるな…危なっかしいな。ちゃんと見送ってやるか。」


なんか視線感じるの
気のせいかな…
まあもう家だしね!

ガチャッ パタン


修「よし、ちゃんと家ついたな。まったく心配させてくれる…俺も帰るか」


里「さーて、作るぞー!これをこうするのかな?こーして、こーして…んー、難しいなぁ…」

苦戦しながら
作業を進めていると
完成したころには
気づけば2時。
眠いわけだよね…


里「やっとできたぁ!はぁーよかったぁ…ふにゃあ…」
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