短編小説

□独占欲は愛の証拠
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里「修ちゃん帰ってきてないよね…鬼道さん、ちょっと昼休み付き合ってもらってもいい?」
鬼「ああ、かまわないが…何かあったのか?」
里「ちょっと相談したいことがあるんだ。じゃあ昼休みに屋上で!」
鬼「ああ、わかった」


ガラッ
教室のドアが
開いた音がした
修ちゃんだ!やばっ…
早く自分の席に
戻らなきゃ!
鬼道さんと2人で
話してたの見たら
また心配かけちゃう…


修「ただいま。…里佳、どうかしたのか?」
里「えっ?あっ、今日ね、お昼休みに用事があるから、弁当一緒に食べれないの、ごめんね」
修「そうか…わかった」
里「ほんとごめんね!」


隠し事してるみたいで
いやだけど…
修ちゃんに言えないし
ごめんね修ちゃん
悪気はないからね?

それから修ちゃんは
知ってか知らずか
何事もないように
授業を受けてる
ばれてないのかな…?

あ、昼休みなった!
ばれないように
少し間あけていこう


里「それじゃ、いってくるね」
修「ああ、次の授業遅れるなよ」
里「うん!」


私が出てから2、3分で
鬼道さんがくる予定

そろそろくるかな?
先に屋上いっとこっと


鬼「俺も少し呼ばれてるからそっちいって食べてくる。みんなで食べててくれ。また後でな」


ガララッ


円「なんだ、二人ともいないのかー。今日は人が少ないな」
前「そんなことよりご飯だー!」
士「ふふ、さみしいね豪炎寺くん」
修「用事があるならしょうがないさ」


先に屋上にいって
待ってたら
少しして鬼道さんがきた


鬼「待たせたな」
里「ううん、大丈夫!呼び出してごめんね」
鬼「それぐらいかまわん。どうせ豪炎寺だろう」
里「うん、最近ちょっと悩みがあって…」
鬼「なんだ、何かされたのか?」
里「ううん、そういうわけじゃないんだけど…実は修ちゃん優しいのはいいんだけどね、優しすぎて戸惑っちゃうの。なんていうのかな…私のことばっかりで、修ちゃんは自分の意見とかあんまり言わないから、何考えてるのかわかんなくて…」
鬼「なるほどな。でもそれは本人に聞く以外ないだろう」
里「うーん…本人に聞きたいのは山々なんだけど、傷つけないかなって…」
鬼「あいつはそんなに弱くない。今日にでも聞いてみるといい」
里「うん…そうしてみる」

不「へぇ…これはおもしろいもん見たな」
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