修ちゃんと噂の彼女

□縮んだ距離
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そして退院の日…
里「先生、ありがとうございました!」
先「まだ最低限しか回復してないんだから、安静にね。週に1回は見せにきてね」
里「はい、わかりました!じゃあまた!」

修「大丈夫か?」
里「大丈夫だよ、ちょっと歩きにくいけど…」
修「荷物持ってやる」
里「ありがと!」
修「…明日から部活どうするんだ?」
里「ん…しばらく歩けないし…見とくかなぁ。歩けるようになったらマネージャーの仕事するつもり!」
修「そうか…」
里「…約束だから」
修「え?」
里「昔約束したでしょ?…2人でずっとサッカーするって。選手は無理でも…マネージャーとしてサポートする!」
修「里佳…覚えてたのか…」
里「当たり前!だって…きだから…」
修「ん?」
里「え、ああ、なんでもないよ!」
修「そうか…?何かあったらいってくれよ?」
里「うん!」
修「そういえば考えたんだが…しばらく俺の家に住まないか?里佳の両親は家にいることが少ないし…1人じゃ大変だろ?部屋ならあるし、そのほうが安心だ」
里「え…」
修「だめか?」
里「う、ううん!家の人たちがいいなら…」
修「決まりだな。着替えとか制服とりに行くぞ」
里「うん!」

しばらく修ちゃんの家に住むなんて…
学校で一緒菜だけでもドキドキしっぱなしなのに…
これから一緒の家かぁ…
ああー!心臓がもたないよ…
うれしいけど…どうしよー!!
これからどうなるんだろ…
修ちゃんは私のこと…
友達としか思ってないのかな…

修「家ついたぞ」
里「修ちゃんの家くるの久しぶりだなぁ…」
修「あがれよ、部屋案内するよ」
里「お、お邪魔します…」
修「これからはただいまだ」
里「う、うんっ」
修「ここが里佳の部屋だ」
里「うわぁー…広い…」

荷物を降ろして、なんとなく床に座った
ベッドを背もたれにしていると
修ちゃんが横に座ってきた。

修「…なぁ里佳」
里「ん?」
修「里佳は俺のこと…どう思ってる…?」
里「きゅ、急にどうしたの…?」
修「…俺は、里佳が好きだ」
里「え…?」
修「今2人でいるときも…学校でも…冷静でいるのが大変なくらい…いつのまにか好きになってた。守ってやりたいと…思うようになってた」
里「修ちゃん…」
修「お前の気持ちが…聞きたい」
里「わた、し…ずっと…っ修ちゃんが好きだった…今も昔も…っずっと…っ好き、なの…っ」
修「里佳…俺の彼女になってくれないか…?」
里「よろ、こんで…っ」
修「ありがとう…やっと言えた」
里「修ちゃん…」
修「里佳…手、つないでも…いいか?」
里「う、うん…//」

や、やばい…
ドキドキしすぎてわけわかんない…っ
私…修ちゃんの彼女に…なれた…んだよね…
やばいよ!!
うれしすぎてもう泣きそう…

修「手…小さいんだな」
里「修ちゃんが大きくなったんだよ…前に手つないだの、幼稚園だよ?」
修「そうだったな…なつかしいな」
里「えへへ…ほんと…なつかしい…っ」
修「里佳…?泣いてるのか…?」
里「だって…うれしくて…」
修「泣きたいだけ泣けばいい。な?」
里「う、ん…」

修ちゃんの隣って…
すごい安心するなぁ…
ずっと近くにいたけど…
今までで一番安心する…
あれ…なんだか…すごく…

修「大丈夫か?」
里「…」
修「里佳…?」
里「………」
修「寝たのか…?まったく…風邪ひくぞ…ベッドで寝かせてやりたいが…これじゃ動けないな…布団だけかけてこのまま寝るか…ゆっくり休めよ、おやすみ…里佳」

to be next book...
 

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