ほんだな
□思ひでて 恋しきときは 初雁の 泣きて渡ると 人知るらめや
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「よし、それじゃあ今日の総合学習の時間は
日本の古典芸能に触れよう
だ
それぞれ二人ごとに一首和歌を配っているから、それについてのレポートをまとめてくれ
まずは国語の先生に今の言葉に訳してもらったらスムーズ作業が進むと思うぞ?
それでは作業を始めてくれ」
寺田先生の号令で作業が始まる
「さくらちゃん
私達の和歌は何ですの?」
「えーとねぇ・・・
『思ひでて 恋しきときは 初雁の 泣きて渡ると 人知るらめや』だって」
と知世が尋ねると、さくらは拙いながら詠んで答えた
「そうですか・・・
まったく意味が分かりませんわね・・・
これは、やはり先生の言うとおり国語の先生に聞いた方が良さそうですわ」
「うん!じゃあ職員室だね!」
そう結論を出すと二人は職員室に向かった