君が通り過ぎたあとに
〜私的幕末memo

脳内の棚が雪崩をおこしている(←2011.03.11.の震災でリアル本棚も雪崩をおこしたままです)幕末知識皆無者の読書&探訪私的memoです。

武市半平太さんのMemo
探訪memo年末幕末Tour2010@京都
探訪memo年末幕末Tour2011@伏見
探訪memo大江戸幕末Tour2012@江戸三大道場+松陰神社

全く以て私的なmemoであることを予めご了承くださいませ。

since 2011.01.25.
last up date 2012.11.29.

◇小説
吉村昭『彰義隊』
2009年1月 新潮文庫
「幕末志士の恋愛事情」にオオハマリする以前に読んでいた唯一の幕末関連本。鳥羽伏見の戦い、上野戦争、戊辰の役、明治になってまでが上野寛永寺山主・輪王寺宮を軸に書かれていた気がします。地元もちょびっと舞台になってました。

司馬遼太郎『竜馬がゆく』全5冊
文藝春秋 立志篇:1963年7月第1刷 1966年10月第10刷 風雲篇:1964年2月第1刷 1966年10月第10刷 狂瀾篇:1964年11月第1刷 1966年10月第8刷 怒濤篇:1965年8月日第1刷 1966年10月第5刷 回天篇:1966年年8月第1刷 1966年10月第3刷
幕末小説の王道なのではないでしょうか。たぶん祖父〔←会津の出〕の遺蔵書。回天篇〔5冊目〕半ばまでは1日1冊と1/5くらいのペースでさくさく読んでたのに、終わりに近付くにつれて、辛くて辛くて(T_T)、溜息吐き吐き1日数頁をやっとやっと読みました(:_;)

司馬遼太郎『幕末』
文春文庫 2001年9月新装版第1刷 2010年7月第22刷
「土佐の夜雨」「逃げの小五郎」等12編収載の短編集。

司馬遼太郎『人斬り以蔵』
新潮文庫 1969年12月 2004年12月88刷改版 2010年6月102刷
表題作と「鬼謀の人」等8編収載の中編・短編集。

司馬遼太郎『新撰組血風録』新装版
角川文庫 2003年11月初版 2010年8月13版
「虎徹」「沖田総司の恋」「菊一文字」等15編収載の新撰組オムニバス。章毎に視点が異なる隊士に移ります。

司馬遼太郎『燃えよ剣』上下
新潮文庫 上巻:1972年5月 2007年1月96刷改版 2010年6月107刷 下巻:1972年6月 2007年1月92刷改版 2010年6月102刷
上司に「読んだら土方歳三に惚れちゃうよ」と言われましたが・・・読み始めて上巻1/3で保留、以蔵の評伝を先に読みました。2011.03.28ガソリン待ち中に読了。山口と会津では未だに"先の戦は戊辰戦争"と言われている理由が、やっとわかりました。そして、どうして土方が五稜郭で亡くなったのかも。司馬遼太郎は、同時期に『燃えよ剣』『竜馬がゆく』『新選組血風録』を連載していたそうです。
因みに、土方歳三。いい男でしたが、惚れるには至りませんでした(-.-)y-~←上司と同期に「男の浪漫が書かれてるのに」と言われましたが、やっぱりツボは武市さんに鷲掴みにされたままなのであります。

司馬遼太郎『最後の将軍 徳川慶喜』
文春文庫 1997年7月新装版第1刷 2010年1月第25刷
2011.05.27.読了。淡々と、如何に慶喜公が従来の将軍とは異なる資質を持っていたのかが書かれていました。ついつい『竜馬がゆく』と脳内リンクさせて読んでました。
すっごく読み易かったのは、水戸とか江戸とかの方が地理的に京都とかより馴染みがある所為なのかも。数年前"大奥"MyBoomもあって、将軍様はイメージしやすいのです、きっと。

海音寺潮五郎『西郷と大久保』
新潮文庫 1973年6月 1989年9月31刷改版 2010年8月45刷
司馬遼太郎から少し離れようと思って、読みましたf^_^; 慣れるまで薩摩弁に戸惑いつつ、2011.05.04.読了。"吉之助さあ"と"一蔵どん"のお話ですが、日本史で習うような史実はスルーして、ただただ二人の友情を描き、日本の未来像の相違から、袂を分かつまでが描かれていました。思想を違えても、絶対の信頼があったとする著者・海音寺は、薩摩の出身らしい。"吉之助さあ"が主役かと思いきや、"一蔵どん"のSuccessStory。格好いいったらありませでした

司馬遼太郎『世に棲む日日』全4巻
文春文庫 第1巻:2003年3月新装版第1刷 2009年4月第7刷 第2巻:2003年3月新装版第1刷 2010年7月第8刷 第3巻:2003年4月新装版第1刷 2009年11月第9刷 第4巻:2003年4月新装版第1刷 2009年3月第7刷
2011.07.08読了。吉田松陰を軸に第2巻の半ばまで。その後、ちょびっと久坂玄瑞、それから高杉晋作を軸に進みますが、「長州人」の章で桂小五郎をちょびっと説明。第3巻から高杉晋作が、超恰好よくって。第4巻は、切なかったのですが、あっという間に読み終えてしまいました。

司馬遼太郎『花神』全4巻
新潮社 第1巻:1972年5月 第2巻:1972年6月 1976年7月16刷 第3巻:1972年7月 第4巻:1972年8月 1976年10年18刷
高杉晋作が"火吹きダルマ"って綽名をつけた大村益次郎=村田蔵六が主人公。"花神"は中国語で"花咲か爺"の意味だそうです。
桂小五郎が無名の大村を信頼してたり、高杉とは反りが会わなかったり、長州オールキャスト。シーボルトの娘との淡いロマンス有。同時に、幕末の蘭医事情とか、大坂、長崎、宇和島、江戸での生活とか、戊辰の役までのあれやこれやが、わかるスグレモノ(≧∀≦)
合理的で、自己と感情を切り離している蔵六、格好よかったです←そして、ちまちま出てくる桂、高杉に、ときめきまくりでした・・・。2011.07.17読了。

司馬遼太郎『歳月』
講談社文庫 1971年7月第1刷
佐賀の江藤新平の小説。幕末から明治、江藤の佐賀の乱までが描かれ、桂さん、大久保さん、犬の人も出てます。

秋山香乃『雨に添う鬼 武市と以蔵』
講談社 2010年4月第1刷
ちょうどよく切ない(/_・、)、以蔵入門から武市切腹までが描かれ、以蔵と武市がある意味表裏一体です。秋山香乃さんの幕末物は他にも多々あり、絶讃オススメいたします。

◇自伝・評伝
田中光顕『最後の志士が語る 維新風雲回顧録』
河出文庫 2010年8月初版
著者は土佐藩郷士で武市半平太門下、吉田東洋を暗殺した那須慎吾の甥。長州、海援隊、陸援隊に関わり、坂本龍馬と中岡慎太郎の亡骸を守って埋葬した人で、志半ばで没した志士の遺墨を収集しました。明治政府の要職を歴任し、97歳で長逝。

松岡 司『武市半平太伝 月と影と』
新人物往来社 2010年4月新装普及版第1刷
著者は佐川町立青山文庫〔高知県〕名誉館長。リアル武市半平太の遺愛品〔愛刀とか〕や書簡、書画の写真〔モノクロ〕も収載されてます。
溜息の嵐で、読むのが辛い(:_;)そして、読めば読むほど、リアル武市半平太はリアル岡田以蔵に対して非道い人なんじゃないかと・・・(T_T)

菊地 明『真説 岡田以蔵 幕末暗殺史に名を刻んだ「人斬り」の実像』
学研M文庫 2010年8月初版
岡田以蔵を知ることが、武市半平太を知ること、なのですねぇ・・・江戸での剣術修行には以蔵を連れて行ったとか、江戸で高杉晋作とか桂小五郎と知り合ったとか、武市の変名が「大建依太郎(おおだて・よりたろう)」だとか、獄中で以蔵には毒は盛らなかったとか。これまでの通説を検証、るびが結構ふってあって幕末初心者には有難かったです・・・が・・・これも、溜息の嵐でした(:_;)

武光 誠『幕末土佐の12人』
PHP文庫 2009年12月第1版第1刷
武市半平太、吉田東洋、吉村寅太郎、沢村惣之丞、坂本龍馬、岩崎弥太郎、板垣退助、後藤象二郎、福岡孝弟、中岡慎太郎、谷干城、山内容堂の章立てで、それぞれ一人称、物語ちっくに書かれてます。
資料編に、関連年表、土佐勤王党の主意書翻刻、船中八策翻刻など有。2011.07.10読了。

◇風俗・歴史
酒井シヅ監修『まるわかり 江戸の医学』
KKベストセラーズ ワニ文庫 2011年4月初版
某幕末医学コミック&ドラマの医療監修者による読み易く分かり易い江戸の医療事情の本。リアル武市さんが獄中で患った"疝気"の謎が、やや解明しました。

◇地図・旅行ガイドブック
『幕末 龍馬の京都案内』
らくたび文庫No.041 2009年9月初版 2009年11月初版第2刷
2010年12月30日、この本で"年末幕末Tour in 京都"に連れてってもらいました

『ゆかりの地を訪ねて 坂本龍馬 旅のハンドブック』
リベラル社 2010年2月初版
いつか行く旅のための本。ほんとは今すぐにでも、高知に行きた〜いっ!!

『古地図ライブラリー別冊 切絵図・現代図で歩く 持ち歩き 江戸東京散歩』
人文社 2008年3月第1版第5刷
いつか連れてってもらう"大江戸幕末Tour in 東京"のための本。下記のNHKテレビテキストと併用予定。

『趣味工房シリーズ 直伝和の極意 古地図で巡る 龍馬の旅』
日本放送協会 2010年4月
NHKテレビテキスト。いつか連れてってもらう"大江戸幕末Tour in 東京"のための本。上記の切絵図と併用予定。

『龍馬伝 京都幕末地図本 龍馬完全年表付』
ユニプラン 2009年11月初版
年末幕末Tour@2011にてgetしたガイドブック。2012年の年末はこれを携えて御所辺りに行きたいなぁ

◇映像
映画DVD『幕末青春グラフィティ Ronin 坂本龍馬』
東宝 武田鉄也主演・脚本 河合義隆監督 加藤和彦音楽 1986年度作品 2010年12月 メイキング映像付
2010年、武田鉄也さんが「龍馬かぶれか」と言われてる某携帯電話会社のCMを見かけて以来、吉田拓郎さん〔←"フォークのプリンス"全盛期〕の高杉晋作をもう一度観たいなぁと思っていた映画。2010年末、DVDが販売されて速攻Getしたものの・・・まだ観れてません(>_<)
因みに、武田鉄也さんは"海援隊"の人ですが、さだまさしさん〔←出演してませんけど、長崎出身〕のバックバンドの名前は"亀山社中"w(゚o゚)w 先輩が教えてくれましたo(^-^)o


タグ練習中(>_<)
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