短編

□聖夜の優しさ
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「こういうときはより実感するよね」



窓越しに見える景色は聖夜に相応しく雪がちらついている。

やけに冷え込んだのはこのせいか、と比企は目の前の同僚を見ながらぼんやりと考えた。

一方、梶山はパソコンの画面を見たまま、



「何がだ」



少し不機嫌そうに返答した。キーボードを叩く音が平生よりやや荒い理由に勘づいている比企は苦笑する。



「僕らに休みなんてあって無いようなものだって」

「……そうだな」

「早く帰ってあげなよ。待ってるんでしょ」

「あと少しで終わる。判子の準備しとけ」

「はいはい」



(あの子のことになると本当に余裕が無くなるんだね、梶くんは)



確認印を手の中で弄びながら頑張る背中を微笑ましく思った。







何が書きたかったかというと、恋人にぞっこんな梶さんを温かく見守る比企さんの優しさ(笑)

何はともあれ、メリークリスマス!!




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