BROTHERS CONFLICT

□取り合い
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椿「んー!今日もつっかれたー 梓で充電しよーっと。ってあれ、棗?」
棗「よっ、梓に用があって来たんだが…」
椿「梓に?何のようだよ?」
棗「…なんで機嫌悪くなってんだよ」
椿「なってない。それで、何のようだよ」
棗「梓に頼まれた雑誌を買ってきたから、届けに来たんだよ」
椿「ふーん。じゃあ、届けたらすぐ帰れよ」
棗「何でだよ。少しくらい話させ…」
椿「俺はこれから梓と出掛ける予定があるんだ!棗は早く帰れよ」
梓「………人の部屋の前で騒がないでくれるかな?二人とも」
棗「梓!?」
梓「エレベーターの方まで声聞こえてたよ。部屋開けるから、話すのなら中に入って」



梓「それで、二人で何を話してたわけ?」
椿「梓の話」
梓「………………は?」
棗「本当だよ。椿が梓に会いに来て、俺が雑誌私に来たら出会って揉めたってわけだ」
梓「成る程ね」
椿「なぁ、梓。俺たちこれから出掛ける約束してたよな!」
棗「俺だって、届け物が」
椿「じゃあ、さっさと渡せばいいじゃんか!」
棗「いや、それは…!」
梓「…はぁ。棗話なら今度聞くから、今日は帰ってくれるかな?僕たち本当に出掛けるし」
棗「……ああ、わかった」
梓「椿ちょっと待ってて。今出掛ける準備するから」
椿「ん。わかった♪」
棗「………」



梓「棗行ったみたいだね。全く、出掛ける約束なんてしてないのに…」
椿「梓なら、合わせてくれるだろー?」
梓「そうだね。それに………僕も椿と一緒にいたかったし」
椿「梓〜!ダーイスキ!」
梓「…僕も」



棗「…椿の言ってた出掛ける予定って嘘だろ…梓はああ言っていたけど…」
昴「なつにい…」
棗「昴か。どうした?」
昴「なつにいは…あずにいが好きなのか…?」
棗「…は?」
昴「なんでもない」
棗「おい、ちょっと待て!たっく、何なんだ今日は…」

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