南エリア

□あの日君と出会ったこと前編
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あの日君と出会えていなければ今俺は何をしていただろうか・・・

出会えていなければきっと俺はこの幸せを感じられなかった・・・

俺は運命なんか信じないけどあのときだけは確かに運命を感じたんだ・・・







あの日は雨が降っていたっけ

懲罰部隊を抜けてM・B・Iに追われてた

そんなときに御子上と出会ったんだ

御子上は何かを感じたのか家においでと言ってくれた

別にあれぐらいの奴等ぜんぜん平気だった

でも御子上のその心配そうな瞳をみたらそんなこと言えなかった


「君名前は?」

「陸奥」

「どうしてあんな奴等に追われてたの?大丈夫?」

こいつになら話してもいいかもしれないと思ったんだ

それで鶺鴒計画のことを話した

「帝都でそんなおもしろいことやってたんだ。じゃあ君が僕のセキレイになってよ」

そのとき俺の鶺鴒基幹が反応したんだ

「断る」

反応はした

でもこんな計画に巻き込ませるわけにはいかない

羽化することはできない・・・

「けち、いいじゃん。その羽化っていうのをすれば君も強くなれるんでしょ?」

「こんな子供を計画に巻き込ませることはできない」

「わかった。君の言いたいことはよくわかった。でも僕はあきらめないからね!!」

これのどこがわかってるんだ?

「俺はそろそろいく。かくまわせて悪かったな。」

「もう行くの?」

「ああ」

「じゃあまたきてくれる?」

「・・・」

だんまりしてしまった俺の腕を御子上がにぎる

「来るっていうまでぜったいこの手ははなさないからね」

「・・・わかった・・・」

そのきになればこんな腕簡単に振り払えるがそうしなかった

きっとだめだと思いつつも心の奥底でまた会いたいと思っているから・・・

「きっとだよ。じゃあまたね!」

「またな」

続きます
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