南エリア

□あの日君と出会ったこと後編
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あれから俺はよくあいつの家にいったけ

羽化されろともいいよられてたな・・・

嫌な思い出だ。忘れよう・・・

「羽化されてよ。陸奥!!」

「いいかげんあきらめろ・・・
それに男相手に羽化なんて///」

「僕はちゅーぐらい気にしないよ。
へるものじゃないし」

「俺が気にするんだ」

「僕とじゃ嫌なの?」

上目遣いで見てくる御子上

ドクンッ

「そういうわけではないが・・・」

ドクンッ

鶺鴒基幹が熱をますのがわかる

もう羽化をしてしまいたい・・・

いっそ楽になってしまいたい・・・

でも鶺鴒計画なんかに巻き込ませたら命が危ない・・・

そんなことを考えていると

チュッ

「へ?!」

陸奥の背中に羽根がひろがっていく

羽化してしまった・・・

「なにするんだこの馬鹿!!」

「だって〜」

「葦牙なんかになったら命だって狙われるんだぞ!!!」

「いいよ。それでも」

「なっ!!」

予想外の答え

「そしたら君が僕を守ってくれるんだろ?」

はぁ〜

もう羽化してしまった

しかたない

いやしかたないんじゃない

本当はずっと羽化したかったんだ

俺は幸せなんだ・・・

このひろい帝都で立った1人の愛しい君と出会った・・・

これはきっと運命によって決められていたんだ・・・

ならばいっそたわむれてみようか

その運命と・・・

「セキレイNO、05・陸奥
御子上今からお前がマスターだ
俺が命に代えても守ってやる
ーーー幾久しくーーー」


fin
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