criminal
□FILE.2 Secret Garden
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「久しぶり、レイジー。単刀直入に言う……一体、何がどうなってる?俺がコイツの傍にいない間に、何があった?」
責めるでもなく、淡々と訊く。
『煌、寝てるんでしょ?しばらくは起きないと思うわ』
しかし、返って来たのはそんな検討違いな言葉で。
「あのなあ」
苛立ちも顕に眉をしかめて反論しようとして、遮られてしまった。
『話が聞きたいなら、セントリカルデアホスピタルに来なさい』
「ちょっ……」
再度、カルノの言葉を遮ったのは、無機質な音。一方的に切られた通信機を睨みつけた。
「相変わらず、強引だな」
会話は成立しないと判っていても、罵らずにはいられない。