criminal

□FILE.3 Scarlet Lily
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「じゃあ、緋岐君達の合格を祝って……乾杯……」

「乾杯ッ!」

少々照れ気味のアリアの乾杯の音頭と共に、杯が高らかに上がる。

「学校どう?楽しい?」

相変わらず、微笑を浮かべたまま煌が問うのに、苦笑を浮かべながら緋岐は応える。

「まあ、今日初めて行ったばかりだからなあ……何とも言えない、かな?」

「いっやあ、よく頑張ったよなあ!」

酒を一気に煽りながら、拓磨は緋岐の背中を無遠慮にばしばし叩く。

「痛いって、タク兄」

それに緋岐は本気で訴える。



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