コードギアス

□すべてが終わったら、きっと
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「兄さん、ねぇ起きてってば!兄さん」

「うふふ。ロロってば、そんなに揺すると
お兄様がベットから落ちてしまいますよ。」


朝日がまぶしくて、
それから体が自分の意思ではなく揺れて、
愛しい二つの声で目が覚めた。


「お兄様、おはようございます」

「兄さん、皆待ってるよ。ほら早く」


ロロにせかされて起き上がる。
ナナリーが駆け寄ってきて俺に制服を渡す。
俺と同じ色をしたナナリーの瞳が、俺を映し出す。


「お兄様、寝癖が」


そう言ってナナリーは俺の頭をさわさわと撫でる。


「よし、じゃ行こうか。兄さん、ナナリー」


ロロの言葉を合図にしたかのように、
ナナリーが俺とロロの間に入り手を繋いだ。







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