D,Gray-man
□私の世界
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「おーい!」
「リナリー!」
2つの声に呼ばれて振り返ると、そこには良く見知った2人がいた。
「こんにちわ。ラビ、アレン君」
私が笑うと、アレン君も笑って言った。
「今、お時間ありますか?」
「今?ええ、大丈夫だけど…」
「じゃあちょっと来てさぁ〜!」
ラビに肩をおされ食堂の方へ歩いていく。
そして鼻をくすぐる美味しそうな匂い。
(今日って何の日だったかしら?)
教団でのパーティーは、特に珍しいことでもないので、
今日は何のためのパーティーか、記憶をたどってみる。
もしかしたらまた兄の思い付きかもしれないが。
(う〜ん…私だけ知らないって事は…あ…)
そして思い当たることが1つあった。
(忙しくて忘れてたけど、今日は……)
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