special

□王子は星屑の川を
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「あれ?リーマス?どうしてホグワーツに?」

「こんにちはアキラ。少し仕事でね。できれば内緒にしてくれるかい?」

「するする」

「それで、アキラの持ってるそれはなんだい?」

「これは笹だよ。今日は日本で言う七夕なんだ」

「タナバタ…?」

「昔織り姫と彦星と言う男女がいてね、とても働き者だったのだけど、互いに恋に落ちたら仕事をしなくなってしまうんだ。それに怒った神様が二人の間に川を作って、天の川が星として見える今日の一年に一回しか会えなくしてしまうのさ」

「一年に一回ね…」

「リーマス?」

「ねえアキラ、私なら…」



王子は星屑の川を



(越えて君に会いに行く)




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