HPlong
□必要なものは?
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そして教科書販売店。
量があるので二手に分かれることに。
「魔法論、変身術、それから、魔法薬でしょ…。
あとは護身術か…。」
頭に三毛猫を乗せたアキラ。
見えるかい?と猫に聞いても首を振るばかり。
「何を探してるんだい?」
上の方から声が降ってきた。
「闇の力、護身術入門を探しているんです。」
「ほう、君もホグワーツに入学するのかい?」
「え、えぇ…。」
はい、と教科書を渡された。
「先生なんですか?」
すいません、もう一冊取っていただけますか、と頼んだ。
「もちろんだよ、どうぞ。
いいや、母校なんだ。そうだ、名前を聞いてもいいかい?」
「アキラです。アキラ・ミナノ…。」
「君にはまたどこかで会いそうだ。」
それじゃ、と去って行った。
「名前聞いといて名乗らないとか、もう…。」
はぁ、とため息をついて集合場所へ向かった。