テニスの王子様

□俺だけの表情
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金太郎が止まるとそこは、リョーマの家だった。

リョーマは何も言わず、家に入り部屋に向かった。

金太郎も何も言わず、その後についていくだけだった。

部屋に着くと、金太郎はリョーマをベットに押し倒した。


「とおや「リョーマ」


金太郎は“コシマエ”ではなく、“リョーマ”と呼んだ。

なので、リョーマも“金太郎”と呼ぶことにした。


「あんな、リョーマはリョーマにしか見せん顔あるで?」


そういうと金太郎はリョーマに顔を近づけた。

その顔はいつも見ない顔だ。

なんというか・・・かっこいい。

リョーマはボーと金太郎を見ていると、牛に顔をなめられた。


「んっ」


首をなめられただけでリョーマは感じてしまったらしく、顔を赤くした。

そんなリョーマを見て、金太郎はいつもと違う笑い方をするとキスをしてきた。

何回もやっていることだが、今日は一段と恥ずかしかった。

一度離して、また近づけてきた。

次は舌を入れてきた。

歯をなぞっていくように、そして、リョーマの舌に自分の舌を絡めた。


「ふぁあっんんっ・・・ぁぁあんっ」


しばらくしていると酸素が足りなくなり、金太郎の胸を叩くと離してくれた。


「ワイがリョーマにしか見せん顔、わかったか?」


いつもと違う顔・・・

その顔はリョーマにしか見せてくれない。

理解したリョーマは1つうなずいた。


「金太郎は俺のもの?」

「おん。それに、リョーマはワイのもんや!」

「・・・うん」


  金太郎は俺のもの

   だから・・・

  

  ほかのやつにその顔は見せないでよね。


=END=
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