テニスの王子様

□Happy Birthday!金ちゃん!
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「へ?」


金太郎がキョトンとしていると、リョーマが頭を撫でてきた。


「だから、俺を大阪に来ることが四天宝寺全員の誕生日プレゼントだよ」


それを言うと、四天宝寺レギュラーたちは金太郎の周りに集まった。


「越前くんたちは今日、大阪に泊まっていくで、試合出来るで」

「ほんま?」

「ほんまや。ほな、あらためて・・・


「誕生日おめでとう、金ちゃん」


「おおきに!めっちゃ嬉しいで!」


金太郎はいつもより明るい笑顔を見せた。

そうしているとリョーマが金太郎の服を引っ張ってきた。


「どうしたん?」


金太郎が問いかけるとリョーマは顔を赤くした。

なにかしたそうだが、金太郎は気づかなかった。

いや、気づかない振りをしたのだろう。


「言わな分からへんで?」


リョーマはうっっとうなった。

しばらくすると、決意したように金太郎を見た。


「金太郎」

「何や?」


いつもの優しい笑顔・・・

リョーマはそんな笑顔にホッとした。


「これ・・・誕生日プレゼント・・・」


リョーマの手に持っていたのは箱だった。

金太郎はその箱を嬉しそうに受け取った。


「中、見てええ?」

「・・・うん」


箱を開けると、そこにはネックレスがあった。

しかし、それは形がおかしかった。

金太郎はリョーマにこのことを聞いた。

すると、リョーマは服で隠れていたネックレスを取り出した。


「ペアルックだからね。・・・いやだった?」

「・・・めっちゃ嬉しいわ!おおきに!!」

「・・・どういたしまして」


=END=
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