テニスの王子様

□デートの仕方
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東西ルーキーズ、ただいまデート中

今回は金太郎が東京に来た。


「コシマエ、勝負やー!」

「わかったわかった」


デートといっても、テニスをするだけだ。

それでも今の二人には、それで十分だった。

ラリーをしていると、楽しくて仕方がない。

全国大会で思ったことは、今でも変わらない。

テニスが終わったら、リョーマの家に行って遊ぶ。

今日はテレビゲームだ。


「サーブ弱い・・・」

「せやなぁ・・・」


ゲームではたとえテニスとしても、この二人は弱い。

何回かやっていると、飽きてしまった。


「コシマエ!」


金太郎が急に名前を呼んだので、リョーマは金太郎のほうを向いた。


「チュッ」


金太郎はリョーマにキスをした。

リョーマはわけも分からずきょとんとしていたが、金太郎はまたキスをしてきた。

はじめは触れるだけだったが、
二回目は金太郎が、リョーマの唇をなめ舌を入れてきた。


「ふン・・・んぁ・・・ンンっ」


リョーマは酸素不足になり、金太郎の背中を叩いた。

その動作に気づいた金太郎は、口を離した。


「はぁっはぁっ・・・やりすぎっ」

「だってコシマエ、めっちゃ可愛かったんやもん。


金太郎はリョーマの背中をさすりながら答えた。

リョーマは顔を赤くして、可愛くないといった。


「可愛ええ」


金太郎はリョーマの頭をなでた。


だいたいこんなデートだ。

この二人は、これが今の幸せなのだ。


=END=

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