テニスの王子様
□あたたかく、やわらかい・・・
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「金太郎」
急にリョーマに名前を呼ばれたので、金太郎はリョーマのほうを見た。
「なんや?」
「髪・・・触ってもいい?」
「ええで」
金太郎が了解を出すとリョーマは金太郎の髪を触ってきた。
「何で急にそんな事言ってくんや?」
「だめ?」
「いや。コシマエがそなん事言ってくるで、ビックリしたんや」
確かにリョーマはそんなことを言ってこない。
リョーマは金太郎から少し視線をはずすと頬を染めながら答えた。
「金太郎の髪きれいだし、ふわふわしてそうだったから」
「そーか?ワイはコシマエの髪の方が、さらさらで好きやで?」
「そう?」
「おん!」
そういいながら金太郎はリョーマの髪を触ってきた。
でもね、金太郎。
それだけじゃない。
俺はその髪が好きだよ?
だって
暖かそうじゃん
その赤い髪・・・
=END=