テニスの王子様

□覚悟しとき!
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「帰る」

「へ?」


もうコシマエなんてしらんわ!


「白石に慰めてもらうわ!!」


ワイよりねこを選ぶんやろ!

ならワイはいらんやんか。

ならワイは帰る!

ワイが帰ろうとドアに向かうと、コシマエがドアの前におった。


「どいてや!!」

「金太郎」

「・・・何や」

「どこ行くつもり?」

「どこって大阪の白石んとこに・・・」

「だめじゃん。俺、今金太郎といるし、帰らせるつもりなんてないからね」

「え?やって・・・」


コシマエはワイよりねこが大事なんやろ?


「あれはあんたに嫉妬させたかっただけ。・・・意地悪しすぎた」


嫉妬って・・・

えええええええええええええええ!?!?!?!?!?


「え??じゃあ、あれ嘘なん!?」

「うん、嘘。でも結局、あんたを嫉妬させるより俺が嫉妬した」

「え?なんで?」

「だって、白石部長の名前出すから。まさか、そうくるなんて思ってなかった」


白石の名前出すのはいつものことやろ?

まあええけど・・・


「なら、コシマエはカルピンとワイ、どっちが大事なん?」

「そりゃ、金太郎だよ」


あかん

その笑顔反則や・・・

もうこっちの顔赤なっとるかもしれん・・・


「金太郎」

「へ?」


     チュっ


えええええええええええ??


「あんたは俺のものだから、覚えておいてね」

「え?ちょっコシマエ??!?」




ワイはコシマエんもの

なら、コシマエはワイのものやろ?

ワイ、コシマエが思っとるより嫉妬深いで?

覚悟しときや!!

 =END=
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