テニスの王子様
□こんな日は
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「今日も雨やなぁ・・・」
「ほんと」
遠山金太郎、越前リョーマは窓の外を見ながら会話をしていた。
「梅雨に入ったしね」
「梅雨・・・ああ、じめじめするやつな」
「まあ、こんなに雨の日が続くとテニスできないね」
「せやなあ」
雨も三日。
さすがに体がなまり始めたかもしれない。
「あっ!!」
金太郎が急に大声を出した。
「何?」
「コシマエ、ティッシュ!ティッシュ取って!!」
金太郎の急な発言にリョーマは戸惑った。
「何するのさ」
「てるてるぼうずや!雨の日にはてるてるぼうずを作ると晴れるって千歳が言っとったで!?」
「ああ、さすが四天宝寺・・・やることがすごい・・・」
「コシマエ?」
「あっううん、なんでもない。はい、ティッシュ」
「おおきに!」
リョーマからティッシュ箱を受け取ると、金太郎はティッシュをたくさん出した。
(あーあ、ティッシュが減るんだけど・・・まあ、安物だしいっか)
そう思いながらもリョーマもそれを作ることにした。
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