黒執事

□ご褒美
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〜厨房にて〜

「今日はハロウィンですよ!バルドさん、メイリンさん、お菓子持ちましたか?」

「おうッ!メイリンはどうだ」

「ちゃんと持ちましただよ。それでは!」

「「「TRICK OR TREAT!」」」

「ほっほっほっ」

使用人たちはお菓子をあげている。
楽しんでいるが・・・

「あなた達!楽しんでいるのもいいですがさっさと仕事なさい!」

「はっはい!」

仕事をしていないのでセバスチャンに怒られました。
使用人たちは自分の仕事場に戻った。

「やれやれ、浮かれるにもほどがありますよ。さて、あの方たちがいないのでさっそく準備に取り掛かりましょう」

セバスチャンは晩餐の準備に取り掛かった。
もちろん、デザートを二つ作ることも忘れていない。

厨房にいないといけないバルドはというと、セバスチャンに怒られないようにフィニのところに向かっていた。

******

「こんなところですかね。おや?アフタヌーンティーの時間ですね。」

セバスチャンはシエルがいる部屋へ向かった。

セバスチャンがドアをノックすると入れと返事があり入った。

「失礼します。アフタヌーンティーをお持ちしました」

「ああ」

シエルは読んでいた書類を置き、セバスチャンのほうを向いた。

「本日はガトーショコラです。紅茶はニルギリをどうぞ」

「・・・まあまあだな」

「ありがとうございます」

シエルにお礼するとセバスチャンは書類に目を向けた。
デザートが二つだからなのか、仕事をきちんとこなしている。

「おや、もう終わりましたね」

「まあな。少し疲れた」

「仕事は終わりましたので自由に過ごしてもいいですよ」

「ん。なら少し寝る」

「では、ちゃんと布団をかけてくださいね?お風邪を引きますので」

シエルはうんざりしながらわかったと答える。

「それでは、晩餐の準備をしてきます」

「ちゃんとデザートを二つにしろよな」

「わかっております。それでは失礼します」

セバスチャンが部屋から出たのでシエルも寝ることにした。
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